痛みに配慮した矯正痛みに配慮した矯正

「痛みに配慮した矯正」を得意とする
ファイン矯正歯科。痛みの種類や矯正法、
症例などについて詳しくご紹介

矯正治療は「痛い」という印象をお持ちの方が多くいらっしゃると思います。
当院でもそのようなご質問をされる患者様は多くいらっしゃいます。
実際に矯正治療によって生じる痛みはあります。

しかし、矯正治療は決して耐え忍ぶ治療ではありません。
ファイン矯正歯科では「矯正器具」を選択し「ペインコントロール」することで患者様の負担を軽減し
「痛みに配慮した矯正」を実現します。

矯正治療時の痛みの種類

通常矯正治療時の痛みは、大きく分けて3つあります

1. バンドを歯に押込む際に生じる痛み

一般的に用いられている矯正用バンドです。裏からの装置に使われることが多い(下図参照)ですが、表からだけでも装着されることがあります。
また、このバンドを装着するために前もってセパレーターと言われるゴムを歯と歯の間に入れておくこともあります【図2】。これは特に矯正治療の初期の段階で行われることが多く、“痛み“としてはかなり強いものと感じるはずです。

2. 歯が移動する際の痛み

従来型のコバルトクロム合金やステンレススチールワイヤーは剛性が高い(硬い)為、装着時には比較的強い矯正力が発現し、痛みが生じやすいワイヤーです。また、その硬さの弱点を補う為に、いくつかの様々な形のループを曲げ、弾力性を与えているものもあります。
しかし、ループを付ければ付けるほど歯肉や頬粘膜に擦れてしまう機会が増え、その際に痛みが生じ、また清掃性が悪くなることになります。

3. 舌への痛み

下図は緩徐拡大装置、装置がWの形をしていることから、通称W-type拡大装置と呼ばれているものです。主に歯列を左右に拡大する際に用いられます。
表からの装置(ブラケット)に使われるワイヤーの約2倍、0.7mm前後の比較的太目のコバルトクロム合金ワイヤーが使われ、弾力性を増す為に、4つの丸いループが組み込まれています。ループの部分は厚みがさらに2倍になるために違和感が増え、また時として舌に挟まったり、食べものが絡みやすい装置です。
舌への痛み、しゃべりにくさ、清掃性の悪さが出てきやすい装置です。

痛みに配慮した矯正方法の選択

1. バンドを使わない矯正方法

通常の矯正方法
通常の矯正方法

矯正用バンド装着の1例(リンガルアーチ)です。
厚さ約 0.3mmの矯正用バンドを奥歯に押し込んであります。
この為、装着時に強い痛みが生じます。

痛みに配慮した矯正なら…痛みに配慮した矯正なら…
ファイン矯正歯科の矯正方法
ファイン矯正歯科の矯正方法

同じ作用を持つ装置です。
奥歯に押し込むことなく歯に接着させる装置です。

2. ループを使わない矯正方法

通常の矯正方法
通常の矯正方法

従来型のコバルトクロム合金やステンレススチールワイヤーを用いた矯正法です。いくつかのループが付与されています。

痛みに配慮した矯正なら…痛みに配慮した矯正なら…
ファイン矯正歯科の矯正方法
ファイン矯正歯科の矯正方法

形状記憶型のワイヤーは、柔らかい持続的な矯正力がかかります。永久変形を殆ど生じない為、ワイヤーの曲げ(ループ)は必要ありません。歯肉・頬粘膜への痛みはありませんが、歯根膜への痛みは多少感じられます。

痛みの軽減方法 〈ペインコントロール〉

リップガード

吹奏楽をする方の中で、演奏中に矯正のブラケットが当たって痛いという方は、リップガー ドを用いるといいでしょう。矯正のワイヤーに挟み込めるように出来ていますので簡単に装着でき、何度でも使うことが出来ます。

【

ソフトプレート

歯列に合わせた柔らかい素材のプレートです。ソフトウエハースとも呼ばれます。
矯正治療中に歯がズキズキした時に、矯正装置を破損しない程度の力で、10回程度噛んで下さい。8割位の方に効果があります。“お守り”として持ち運ぶ方も多く、いつでもどこでもできる痛みの軽減法です。

プレイスガード

矯正装置には尖った部分はありませんが、厚みがある為に、慣れるまでには頬粘膜を刺激してしまうことがあります。そのような時には、このブレイスガードの一部をちぎり、矯正装置を覆うよう に押し込んで下さい。食事などの時には外れてしまいますが、食べてしまっても害がない素材でできてます。

お薬

痛みが強い時には痛み止めを服用して下さい。ただし、長期的な服用は歯の移動を妨げることがありますので控えたほうが宜しいでしょう。

TOP